井垣康弘元裁判官、小学生連続殺傷事件の少年審判の決定文の全文が「文藝春秋」5月号に掲載された件について

いろいろ思うところはありますが、まずは、法律違反です。

これは全く否定する余地のないところです。神戸家裁は井垣氏を批判し、井垣しはこれに必要性を認めて、例外にあたるとしていますが、どのような必要性があったのでしょうか。

少年の成育歴を公開することで、だれがどのような利益を得られたのでしょうか。それを知ることで、少年非行への理解は深まるのでしょうか。

私は、まずこのようなことをする場合には、精緻な分析の上で実行されるべきだと思います。そして、これが安易な正義の行使ではなく、社会のことを考えたうえでの行為であることを祈ります。