天使のくれた時間☆☆☆☆☆

深川麻衣さんがお勧めということで見てました。

 

 空港での別れ。主人公は、銀行の研修を受けに、成功しにロンドンに飛び立つ。ケイトは、行かないでくれと主人公を止める。主人公は、将来の成功のために。。。と行って旅たつ。

 

 場面は離れて、13年後、主人公は、ウォール街で成功していた。ケイトと別れて。しかし、ひょうんなことから、主人公は、ケイトと結婚していたであろう世界に飛ばされてしまう。

 

 成功を捨てきれない主人公は、別の世界に行っても後悔を繰り返し、人生を生きられない。みすぼらしい人生は生きられないと。一方、その世界で、ケイトは人生に満足していた。もちろん、全てはではない。でも、確かなことがある。それが主人公とその子供たちの存在だ。

 

 主人公は、やがてケイトの大事さに気づく。しかし、人生の成功を忘れられない主人公は、別の世界での経験を生かし、ウォール街での再就職に成功する。生活が一変したケイトは再就職に反対する。夫が突然再就職することになったら当然起こるだろう。でも、最後には納得する。なぜなら、愛しているから。慣れ親しんだ家を捨てることができる。あなたと生きるためなら。

 I choose us

翻訳では、「あなとを選ぶわ」と訳されていた。でも違う。usというのがとても素敵だ。私たち二人の人生を選ぶんだという、ケイトの熱い気持ちが伝わってくる。しかし、時は残酷にも、主人公は元いた世界に戻ってしまう。

 

 成功したケイトに再会し、もし結婚していたらと考えたことはないかと尋ねる主人公。でもつれないケイト。

主人公は一度は諦めるが、空港まで行き、ケイトに愛を伝える。

 I choose us

最後に二人はカフェでお茶をする。多分、13年の空腹を埋めるように。

 

 大事なものを忘れないというありふれたテーマなのに、とても素敵で、何度でも見てみたくなる話だった。主人公の熱演やケイトの愛が伝わってくるから。